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薄毛の1つに、抜毛症というものがあります。脱毛症とは異なるもので、正常な毛髪を引き抜く癖があり、脱毛斑ができてしまう精神疾患とされています。ストレスなどが原因で発症するケースが多く、無意識に毛を抜いている人が多いです。

ここでは、抜毛症に関する役立つ情報を提供していきます。特徴や原因、治療法などを紹介していきましょう。

 

抜毛症とはどんなもの?

抜毛症は強迫性障害の一種と考えられているもので、自分の毛を抜く行為をやめられないという特徴があります。一般的に抜いてしまう部分が偏っていることから、円形脱毛症のように地肌が見えてしまいます。髪の毛だけでなく頭皮を傷つけることがあるため、抜いた場所に髪の毛が生えにくくなってしまうのです。

人によっては頭髪だけでなく、眉毛・まつ毛を抜くこともあります。症状が軽度の場合は本人が自覚してやめることも可能ですが、原因が明確でない場合は長期的な治療が必要となるケースも少なくありません。

抜毛症は10代の女性に多いとされてきましたが、最近は年齢や性別に関係なく症状のある人が増えてきています。発症率は0.6〜3.4%程度といわれており、第一子がなる確率が高いという統計が出ています。抜毛症の人は、髪の毛を抜くことで一時的に気持ちが楽になることから、その行為をやめられないことが多いです。不安感が募ると、エスカレートしていく危険性があります。

 

抜毛症になる原因はなに?

抜毛症になる原因は1つでないことが多いようです。本人が自覚していない場合は、家族や友人など、身近な人が気付いてあげる必要があります。ストレスや不安・心配事などがあるために髪の毛を抜くという行為が見られますが、ストレスの原因そのものを自覚できずにストレスを溜め込んでいるという子どももいます。

小中学生の場合は、学校でいじめられたり、親から注意を受ける頻度が高かったりする子どもが、抜毛症になりやすいとされています。家族や親族など、身近な人が亡くなることが原因となるケースもあります。

頭皮が見えるレベルまで髪の毛を抜いていれば、周囲の人間も気づくでしょう。しかし、できれば初期段階で治療したいところです。抜毛症に早く気づくためには、同じ行動を不定期に繰り返す癖がないか、観察することが大切です。手の爪を噛む癖や、指をしゃぶる癖、髪の毛を異常に触り続ける癖が見られたら、要注意です。精神的に悩んだり、ストレスに思っていたりすることは何なのか、会話や行動から読み取りましょう。

 

抜毛症の治療方法

抜毛症の特徴と原因を踏まえた上で、治療方法について紹介していきましょう。薄毛や抜け毛対策には、育毛剤などの医薬品が効果を発揮することがありますが、抜毛症の場合はあまり期待できません。メンタルクリニックなどの医療機関を利用して、治療する方法が有効です。

具体的な治療方法としては、カウンセリングや薬物療法、皮膚科的治療などがあります。抜毛症を専門に扱う医療機関では、電気針治療法や鍼灸治療を行っています。

カウンセリングは心療内科・精神科のある病院で受けられます。子どもの場合、小児科で取り扱いがあるケースもあるため、相談してみましょう。

薬物療法では、脳内環境を整えるために、SSRIという選択的セロトニン再取り込み阻害薬を使って治療します。使う薬は医療機関ごとに多少違う場合もあるため、詳細は医師に相談しましょう。

皮膚科では、頭皮が傷ついている場合に塗布薬などを処方してくれます。赤みや腫れ、ただれがある場合は通院が必要です。

電気治療や鍼灸治療は、頭部などにあるツボを刺激することで、脳内を活性化させる目的で行われます。中国医学を取り入れている医療機関で扱っているケースがあるため、探してみてください。

 

おわりに

抜毛症は、若い世代に多く見られる病気です。周囲のサポートが必要なケースが多いため、早めに医療機関に相談しましょう。短期的に改善されることが少なく、長期的な治療を要することが多いことを知っておいてください。

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